メダカの餌やり

メダカも人間も同じですが、食べ物の栄養というのはとても大切です。

美しくて強く、病気にならないように育てるためにエサやりをしっかり考えることが重要です。

そのエサについてお話していきます。

今、ブリーダーやメダカ愛好家の方は、ゾウリムシやミジンコやPSBなど生餌を飼育に使っています。

ですがこれらは人間でいうサプリメントのようなものとお考え下さい。やはり人口餌に加えて与えているだけです。

基本の主食は人口餌なのです。

 

間違ったエサやりが原因で病気を引き起こすことが非常に多いです。

メダカには胃がなく消化不良を起こしやすいため、一度に大量のエサは大変危険です。

そして水温が10℃以下の時はメダカはエサを食べません。

越冬したメダカに3月中頃からエサやりを始めるのですが、急にたくさんのエサをやると消化不良になってしまいます。

この時期に気を付けないといけないのは水温を把握してエサやりをするということです。

先ほど言ったように水温によってメダカは食欲と消化能力が変わる変温動物だということです。

昨日はよく晴れてエサをよく食べたと思っても、あくる日は曇りで水温が低く、同じ量を与えると消化不良を起こすということが起きます。

 

是非、水温10℃を境にエサやりを調節してください。

 

それではどのようなエサを与えるのが良いかお話いたします。

メダカの口は小さく上向きなので、水面に浮いたエサを主に食べます。そして健康的に育てるためには消化の良い細かなエサが最適です。

なのでパウダー状のエサが良いです。

これは稚魚も成魚も同じです。パウダー状のエサは浮遊性もよく消化も良いです。

 

メダカの人口エサは主にフレーク状のものと粒状のものがあります。フレーク状のエサはローラーで平たく作られています。浮遊性は良いのですが水を汚しやすいというデメリットがあります。

粒状のものは時間がたつと沈んでしまいます。なのでこのパウダー状のエサも粒状のエサも指ですり潰してパウダー状にして与えることをおすすめします。

細かければ細かいほど良いです。

 

メダカは胃がなく食いだめができないため少量を数回に分けて与えることが大切です。

 

 

メダカを美しくそしてたくさん産卵させるためにはエサに対する知識も必要です。

メダカに必要な成分はタンパク質、ミネラル、カルシウム、アミノ酸、ビタミン類です。

タンパク質はメダカの体を作り、稚魚には最も大切で、産卵にも最も大切な栄養素と言えます。

ミネラルは病気になりにくい元気な体を作ります。

カルシウムは体力をつけ美しい体を作ります。

アミノ酸も同じ働きをしています。

ビタミン類は病気を起こさないために必要な栄養素です。こちらはエサと太陽の光から摂取しています。

 

これらの栄養素がバランスよく含まれているもの食べるのがが良いのは人間と同じですね。

バランスよい栄養素を取ることが生命力のあるメダカを育てるポイントです。

特に高タンパク質のエサを取ることが発育状態と産卵数に影響してくるということはあります。

 

自然界のメダカの寿命が1~2年なのに対して、人の飼育元のメダカは寿命が2~3年なのはこのエサの栄養が豊富だからです。

ですが、人口元のメダカの死因のランキング上位にエサの与えすぎの消化不良が入っていることも注意しましょう。一度に与える量は少なめ。与えすぎないということが大切です。